そしてまた、キミに。




それからさらに10分が経ち、
さすがにおかしいと思った俺は辺りを探してみようと立ち上がる。


そのとき、後ろから坂口さんの声がした。



「清水君」




振り向いた瞬間、





パンッ パンッパンッ…!




クラッカーの音が鳴り響く。


「え…」




目の前にはケーキを持った坂口さん。
その隣に松田さんと先生がいて。






「せーの」


先生の合図とともに、
3人で歌を歌ってくれた。




「「「ハッピバースデー ディア 亮くーん

ハッピバースデー トゥーユ〜♪」」」