そしてまた、キミに。




「ん……」


良かった…

とりあえず意識はあったのでホッとする。



「……ん………?

…え!?」


飛び起きる清水君。


「なんで、坂口さんが…!」


「清水君…ごめんね、アタシのせいで」


「え、違うで!
俺は風邪なんか引いてへんもん」


清水君の額に触れてみる。


「…っっ」

「ほら…すごい熱」


「これは…ちょっと体温が高いだけやん」


「熱、測った?」

「体温計とか家に無いし…」


これだから一人暮らしはダメなんだよ…