…もしかして。 あの雨の日のこと? あんなに迷惑かけちゃったから 心配してくれてたのかな。 …優しい。 清水君といると 落ち着かなくてペースが乱れる。 だけど、心地いい。 「…ありがとう」 眠る清水君に、小さな小さな声で呟いた。 そのあと 目を瞑ってすぐ眠ってしまったアタシは、 清水君の耳が真っ赤になっていたことには 気がつかなかった。