ミカンとおれんじ ~High School~

数日後。


再び4人で屋上に集まった時、萩尾くんが


「これ」


と1枚の楽譜をみんなに差し出した。


それは、新曲の楽譜だった。


「これ、ドラムとかピアノとか、全部別々に作曲してんの?」


綾場さんの質問に、萩尾くんは頷いて答える。


綾場さんはほ――――......と感心すると、指でリズムを取り始めた。


その指に合わせて鼻歌を歌う綾場さんは、何だか楽しそうだった。




やっぱり、音楽は誰にでも効く、良い薬なんだと思う。