もう見放してしまおう




 だってこの手を離れてしまって


 あの船は一人で銀色の海へ



 あたしもここに立ち尽くして


 それをいつまでも見ているだけじゃあダメよね



 勇気が出れば いますぐにでも


 そう呟く言葉さえ 風に飛ばされてしまうけど