「あ、芽衣子。お前さ、高松さんって知ってるだろ?」



「高松さん、、、?」



小十郎は私の顔を見て、はぁっ?と呆れてため息をついた。


「お前のお隣さんの高松さんだよ。この前飲み屋で偶然会ったから、話したぞ。」


「えっ?なんで小十郎が知ってるの?」



高松さん。

思い出した。最近私の隣に引っ越してきた人。
何週間か前に家に引越しそば片手に挨拶しにきた人だ。


「あ。どうも。隣に越してきた高松です。」



確か年は私よりも少し年上みたいで、長身で言葉数の少ない男の人だったような、、、。