ずっと 俺は探していたのかもしれない 誰か心から愛せる人を 心から愛してくれる人を 長い長い旅の中で 何度も何度も傷ついて 流した涙は、数えきれないけど 辿り着いた先が、ここなら そんな事、忘れられる気がした 思い出にできる気がした ぎゅっと背中に周る小さな手が俺を抱きしめる 応える様に抱きしめると、嬉しそうに瀬川が笑った 「主任っ大好きっ」 耳元で聞こえる声は 俺がやっと見つけたもの ずっとずっと欲しかった言葉 ずっとずっと言いたかった言葉