俺が暗闇の中を再び歩き出した時

瀬川は俺と同じ道を歩こうとしていた




必死に俺にしがみついて

必死に俺の心に入ろうとしていた




真っ直ぐで、純粋な心




それは、目を閉じてしまうくらい眩しくて

黒を一気に白に変える力を持っていた





「私を見てください」




真剣な眼差しや




「大西主任っ」




眩しいくらいの笑顔




彼女を包むすべてが

俺にとっては、眩しかった