服を荒く脱がしてるとき、ふと、目が止まった


背中につく、赤い跡


『(ふうん…キスマーク、ねえ)』


こんな堂々と、マークつけちゃって


俺が気付かねぇと思ってんのかよ


ここで問い詰めれば、終わるかもしれねえ



俺はその背中のあとに、もう一度跡をつける



「んっ…」


そんな声が可笑しくて、もう一度強く吸う


ああ、本当意味分かんなねえよ



そんな時ですら、胡桃の顔がチラつく


「あっ…、修平、」

感じてる声



俺はイライラを任せて彩海を強引に抱いた

バックからも、前からも



フラフラになる彩海をシカトして、何度か抱いた



「…もう…無理」

そう言って倒れこんで寝る彩海を見て、自分がしてた事を思い出す



『…、』

裸のまま死ぬように眠る彩海に布団をかけ、携帯を開いた




〔アイツに、何かした?〕

メールを送った



胡桃に何かしてたら――…



〔そりゃまあ楽しい事しましたとも(^^)〕


…何したんだよ