「つうか、武でいいよ?」

武さ…武はそう言う


『じゃあ、武で…あ、私も胡桃で構いませんよ』


「分かった」


それだけ言うと彼はTVに視線を戻した


「…」

『…』


むう、なんと言うか…気まずい



時々鳴る携帯に返事をおくり、SNS(ソーシャルネットワーキング)を少しイジったり…


武もどうやら時々携帯をイジったり、それでもって難しそうな顔もしていた



時計は11時を指していた



「さて、寝よっか」


『は、はい…』



部屋にあるベットは一つ


ということは…

やっぱり武とシなくちゃいけないって事かな

そう思ってるうちに武は私の近くにきた



『(キスされるっ!!)』

ぎゅ、と目を閉じたけど…


あれ…


何もされない――



私は目を開けた。


そこには少し近くにいる武で