ううーんっ

「やっと終わったぁー、ってもうこんな時間!?早く帰らなきゃ」


私は帰る準備をして教室を出た


その瞬間―

ドンッ「きゃっ」


「いってぇなぁ」

「あっごめんなさいっ」

「…………」

あれ…黙っちゃった…


ドンッ

えっ?今…ドンッって…

「えぇぇ!?」

「うるっせぇなぁ」

「いやっ…だって…壁ドン「黙れ」


「んんっ」

なに…これ?私今…キ…キスされてる!?


「んっ…やっん」

いや…なのに…抵抗できない…


「っぷはぁっ…はぁ…はぁ」


「ふふっ」

私のファーストキスを奪ったアイツは不敵に笑った


「なんでっ…こんなことするのっ」

「お前が好きだから」

はっ?

「はっ?」


「ってな訳で…また明日な、成瀬 玲」


「ちょっ、まだ話は終わってないっ」


っていないしっ


私…知らない人にキスされたんだ…


「あぁ!!腹立つ!!なんなのアイツ!あんなやつ知らないしっ」


あーもうっ心ぐちゃぐちゃだよっ

はぁ…明日沙羅に相談しよ…