◎☆ Margaret*

「芽衣ちゃんは何も悪くない。そうやって
自分に何度も言い聞かせてるんだ。
でも…でも…あの時もしも俺が
芽衣ちゃんを助けなかったら、
俺の“今”はどうなっていたんだろうと
考えてしまう…。最低だとわかってる…。
でも、“今”じゃない“今”に
憧れてしまう時があるんだ。
真衣の妹なのに、こんなことだめだと
わかっている…すまない、
本当にすまない…。」

わたしも那由太さんも悩んでいた。

心のどこかではわかっていた。
わたしは許されないことなんて。

でも毎日が幸せすぎて自惚れていた。
所詮、わたしはわたし。
それを忘れちゃいけない。

わたしは真衣じゃないんだ、
どうしたって真衣にはなれないんだ。

「言ってくれてありがとう、
私は大丈夫だよ。」

そう言って病室を出た。