「…というわけで、つ、付き合うことになりました…」



今日は部活で、何故か類君と付き合うことになった報告をしている。



報告すると、


「ヒューヒュー♪」

「やっぱりな~!」

「このリア充が!幸せになれよー!?」




うわあ…

このテンション絡みづらい…



類君はずっと黙ってるし。





すると花梨が、突然言った。


「まあ、私たちも協力したんだもん。

そりゃくっついて貰わないとね!」



ええ?

いつ協力を…?



私が首を傾げると、類君が慌てだした。




「いや、それはいいじゃん。別に…」



「おお?私たちに協力を頼んできたのはそっちなのでは?」


花梨…楽しそうだ(笑)




「…」



出た、類君の無言。


「まあ、いいか。
本当、幸せになってよ!」



結婚する訳じゃないのに…ふふ。



ああ、いかん、にやけるところだった。



















その後、類君は男子たちに質問攻めされていた。



私はその間、花梨にこっそり、協力のことを聞いてみた。





花梨が教えてくれたことに、私は思わず笑ってしまった。