「ほらっ!!頑張ってきなさい!!」 そう言って玄関で私の背中をポンと押してくれた。 「行ってきます!!」 「行ってらっしゃい!」 麻耶ちゃんはまるで私のお母さんみたいに送り出してくれた。 私は駅前まで走った。 ワクワクして足が勝手に動いちゃって…… 「あ、来愛!!」 「え?」 駅前に着く前に私は朝陽くんと会ってしまった。 「来愛……お前……」 ドクンッ なんか変だったかな……