小さな本当に小さな私の願いだったから。 朝陽くんとの思い出を振り返っても、 学校の想い出が極端に少ないから…… 「まぁ、いいけど。 俺がどこ行きたいかを聞いたからな……」 そう言ってさりげなく私の頭を撫でて、 手を繋いでくれた。 「じゃあ、“学校めぐり”しますか!!」