そして放課後になって教室に私と朝陽くんだけになった。 「なぁ。」 「何……??」 この夕日で赤く染められた教室と朝陽くんの顔。 凄いいつもと違うドキドキがある…… 「今からデートすっか。」 そう、さらっと言った朝陽くん。 顔は真っ赤。 だけど、それは照れて赤くなっているのか、 夕日のせいで赤くなっているのか。 世界でたった一人。 朝陽くんしか真実は分からない。