でもわたしにとってはこの上ない嬉しい事で。 「ちょっとこはる、顔にやけすぎ!」 「うぎゃっ!」 チエに頬をぎゅっと押される。 いかんいかん、いくら嬉しいからと言ってにやけては 「あは、ははは」 「ダメだわ、こりゃ」 ダメ、だよね。 「搭乗まで30分あります!各自トイレなどを済ませすぐにここに集合して下さい!飛行機を待たせないようお願いします!」 大和さんの大きな声でみんなが一斉に立ち上がる。 わたしは、大和さんのところへ行こうかなと思ったけれど、篠田さん、と呼ばれてしまい足を止めた。