朝からほとんど何も食べていないから……。 体に力が入らなかった。 それでも。 長い足ですたすたと前を歩くセナくんに、追い付こうとするならば……走らざるを得ない。 初めて、彼と出会った時に… よく似ていた。 あの時は、 門が閉まるその前に、彼が立ち止まって…… 私の存在に、気づいてくれた。 内側へと……招き入れてくれた。 あの日以来、どうして私は…… こんなに夢中になっているのだろう。 走っても走っても追いつかないとわかっていても。 それでも、 心はいつも…… あの人に、向かうのだ。