学校が近づくにつれ……



私は、次第に…歩むペースを落とす。





「………。学校では……近づけないんだった。どうしよう…、お弁当…。」






ロッカーに入れて置こうか、


いや……もう先に行ってるから、おそらく…気づかず放課後になってしまう。




電話して呼び出せば……!




いや……、番号、知らないし。




変装して届ける?!



……バレるだろ。








セナくんに会う理由ができたことに…喜んでしまったけれど。


迷惑がられるのが……関の山だ。







「覚悟の上…か、下宿生の健康の為、ゆな!ファイトー、オーっ!!」