「大丈夫…必ず助け出す」 「あぁ…そうだなっ」 「沙羅に報告して仲間を手配してもらう。今回の相手は手ごわい」 「…」 セシルは綺羅から離れ真っ暗になった路地裏の向こうに消えた。 綺羅はしばらくその場から動けずにいた。 日が沈み、空には無数の星が散らばっている。 ――この星をレインと一緒に見たかったな…。 綺羅はようやく重たい腰を上げ事務所に戻る事にした。 あふれ出る怒りを抑え、綺羅は決意する。 「レインを救出したら一杯キスしてやる」