「そうだよ?うちらがやったの」

「ウケるよね〜ッ!!
 全っ然気付かないんだもんッ!
 笑い死ぬかと思ったぁ」


 マナのその言葉に、周りの女子も笑い出す。

 涙が溢れて、地面に水溜まりが出来る。

 ――親友って思ってたの、あたしだけだったんだ…。

 だんだん意識が遠ざかっていくのがわかった。

 あたし…死んじゃうのかなぁ…?

 死んだら…なおにぃに会えるかなぁ…?

 それなら…いいかなぁ…?

 そんなことを考えながら、あたしは意識を手放した。

 なおにぃがあたしを、呼んだ気がした。