「えええぇぇ?!?!?!」

「うるせぇッ!」

 光の平手があたしの頭目掛けてとんでくる。

 …ッ、見えたッ!!


「ッ?!」

「よっしゃ!」


 咄嗟に避けたあたしに光は驚いてる。

 やっと見返せたし…!


「ふふふ…いつまでも叩けると思わないでよね!」

「…ちっ」


 勝った…光に勝ったぁ!!

 もう、絶対今日のことは忘れませんっ!


「オーイ、話ズレてるぞー」

「あ、でっで、ほんとにその話、受けるの?」

「おう、…何か文句あるか?」

「「なーい!!」」


 涼と声を合わせて言う。

 だってこんな話、受けなきゃ損でしょ!


「やったねー藍架!」

「うん!すごいよね〜ッ!」


 なんと!

 街の点灯式で、あたしたちがライブすることになったのです!!


「駅のとこのだよね?楽しみ〜♪」