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あれから理沙と別れたあたしは自宅であるマンションに真っ直ぐ帰った。


お父さんの仕事の関係上、高層のマンションに住んでるけど本当は一軒家がよかったりなんて……




「ただいま〜!!」



「あら、おかえり〜!」


ドアを開けるとすぐ、お母さんがダンボールを玄関に積み上げていた。



「な、なにこれ?」


「あ〜、まあね。ちょっと」


んふふ、と微笑んだお母さんはリビングへと消えた。


怪しい……お母さんがんふふ、と笑うと絶対何かがある。



「お母さん、何か隠してるでしょ!!」


そう、リビングのドアを開けるとリビングは殺風景に近かった。



「モデルハウス…ですか?」



ソファーとテーブルぐらいしかなかった。


焦っているそのとき、リビングのドアが開いた。