俺様王子とキケンな契約!?




夕食が終わってすぐ、芽衣はクラスの男子数人に声をかけられていた。


『理沙ちゃんも遊びにおいでよ。』


なんて、言われたけど

行くわけないでしょ!!


そのまま芽衣を連れて部屋に帰ったんだけど

まさか芽衣遊びに行くってアイツらのとこに…!?



あの子バカだから何かあったら……


なんて考えたら居ても立ってもいられなくて、一つ下の男子の階まで走った。



男子の階に着くと廊下には誰もいなくてホッとした。

だけど、エレベータの前のソファーで誰かが座っていた。



……先生!?


あたしは慌てて自動販売機の影に隠れた。

バレたら反省文だけじゃ済まない!!


早く行ってよ…!!


そう願っていると……



「……理沙ちゃん?」



そんな声がソファーの方から聞こえた。