俺様王子とキケンな契約!?




おい、ここは男子部屋の階だろ。


男二人にチビ女が一人、部屋に入ろうとしていた。


紛れもない。
あれはアイツだ。


……何やってんだよ。




「……お前、何してんの」



その華奢な肩を掴むと振り返った。



「…か、神矢くん?ど、どうしたの?」



こっちを向いた芽衣は、少し驚いた様子で言った。



どうしたの?

じゃねぇよ。



「…何でここにいんだよ。」



「何でって…遊びに来てって言われたから……」



はぁ?

何だよソレ。



遊びに来いって言われたらお前は誰にでも付いてくのかよ。