そして、教室に入って来たのは……
「何だよ、亜里沙〜いきなり呼び出してよ〜」
「オレらだって、暇じゃねぇんだけど?」
明らか、柄の悪そうな男たち数人。
「うるさいわねっ!ほら、飢えてるあんたたちにあの女好きにしていいから。」
そう言って宮本さんはあたしを指す。
「うっそ、マジで?あの子星野芽衣じゃね?」
「おっ、可愛いで有名な?」
数人の柄の悪い男たちはあたしに近づいてくる。
「へぇ、可愛いじゃん。」
そう、男はあたしの頭を撫でた。
「…っ、汚い手で触んないでっ!」
パッと男の手を振り払うと男たちはハハッと笑い出した。
「可愛い顔して気が強ぇのな。面白れぇ」
そして、男はあたしの顎をクイッと持ち上げた。

