勘違い……そうだよね。
あたしは、最初から神矢くんの何にでもなかったんだ。
「ふっ、ねぇ知ってる?聖ってどういう風に女抱くのか?」
宮本さんは不適な笑みを浮かべてそう言った。
「……っ、」
「知らないなら教えてあげる。聖ってさぁベットの上だと甘く囁いてくれるんだよねぇ〜」
「や、ヤダっ…」
そんなこと、色んな女の子となんて…知っていたはずなのに…
イヤだ……聞きたくないっ。
「深いキス、何度もしながら優しく、ときに……」
「ヤダっ、やめて!!」
そう、叫ぶと宮本さんはあたしの顎を持ち上げた。
「…聖と一緒に住んでたこと黙っててあげる。その代わり……もう聖との同居やめてっ!!」
宮本さんのその顔は……本気だ。

