「席つけー」
シーン…
わぉ!
直ちゃん殺気出てますぜ!
まだ不良で居れるんじゃないか?
実は、直ちゃんと健ちゃんは元暴走族だったり。
直ちゃんがこっち見てる。
入れってことかな?
…なんか緊張するな。
教室に入ると皆は私を見てた。
当たり前だけど。
『黒羽苺です。』
宜しくするつもりないから、あえて名前だけ言った。
「苺の席は、一番後ろの窓際だ。」
定番中の定番ですねー。
「これでSHR終わりー。後は、自習。」
直ちゃんは、教室から出ていった。
自習なら校舎の中回ろうかなー。
と考えていたとき、二人の男の人に声をかけられた。
「初めまして!俺の名前は、佐枝 瑠樹サエダルキ。宜しく!」
「俺は、木崎 与琉キサキヨル。苺って何でこの時期に転校してきたの?」
「それ、俺も思った!何でなの?」
…それ今聞く?
確かにさ、5月に転校生って訳ありに思うよね。
しかも名前を呼び捨てだし…別にいいけどさ
『気まぐれ?』
「「っは?」」
2人ともやっぱ吃驚するよね?
でもこれは本当のことなの。
ただの気まぐれでこの学校入ったんだ。
それから瑠樹と与琉と3人で雑談していた。

