【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

あたしが言うと、夏帆はまた頭を下げた。


謝んなくていい…。


でも夏帆がしたことは、決して許されることじゃない。


それを許せるほど、あたしたちは心も広くないし、尚輝と翔を大切に思ってる。


麻耶 「一生許す気ねぇから」


最後に麻耶は冷たい声を響かせた。


女たちが息をのむのがわかる。


夏帆はその場に崩れ落ちた。


あたしたちは一番大切な仲間を失ったんだ…。


そう簡単に許せないんだよ…。


あたしたちはそのまま、無言で一日を終えた。




一週間後―…。


いつも騒がしいあたしたちだけど、最近は静かだった。