別に、夏帆を一方的に悪いと決めつけたあいつらに怒っているわけじゃない。


夏帆とは何かあったはずだ。


あの尚輝があれだけキレるんだから…。


そうじゃない…俺らが怒ってんのは…。


尚輝 『聡、俺らもう従わねぇわ』


翔 『そろそろ我慢の限界だ』


聡 「何でっ…何でそこまで思いつめるまで言ってくれなかったんだよ!!」


聡がガンッと壁を殴る。

聡 「そんなに信用できねぇかよ!!」


尚輝と翔が俺らを頼ってくれなかったことだ。


澪人 「聡…」


聡 「ダチじゃ…仲間じゃなかったのかよ!!」


聡はもう一度壁を殴った。