【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

そして夏帆を横目で睨んで教室を出た。


真実がわからない限り、夏帆を一方的に攻められない。


まあ、嘘をついたのはほぼ確定だろう。


麻耶 「何持ってきたの?」


麻耶は無表情のまま、あたしが持っている手紙を見た。


聖愛 「尚輝がキレた原因のヒント」


麻耶 「知ったところで何になる…」


麻耶は不機嫌そうにため息をついた。


やっぱり怒ってるか…。


樹 「何?」


廊下で待っていた3人も、手紙を不思議そうに見る。


聖愛 「尚輝たちがキレた原因のヒント」


あたしがもう1度言うと、3人は『尚輝』と聞いた瞬間顔をしかめた。


聡 「…捨てろ」