【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

それを聡はいつもつけてたんだけど…。


聡 「昨日屋上で外してから記憶がない…」


聡は下を向いて、拳を握り締めた。


女 「そのブレスレットをね…B組の…―」


夏帆 「あ、いた!!」


女が言いかけた時、真島夏帆が教室に入ってきた。


その瞬間、尚輝と翔の顔が曇る。


女は息を飲んで引き下がっていった。


樹 「何か用?」


夏帆 「聡くんに少し」


聡 「俺?」


夏帆 「はい、昨日渡そうと思っていたんですけど…」


夏帆はそう言うと、銀のブレスレットを取り出した。


夏帆 「落としてましたよ」


ニコッと笑いかける夏帆。