【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

恐る恐るこんな頼みをしてきた。


6人は何も言わず、ただ黙って顔を見合わせた。


そして…。


聡 「勝手にしろよ…」


尚輝 「聡!?」


聡 「この前の弁当の借りもあるしな…」


夏帆 「本当ですか!?」


聡が承諾すると、夏帆はパアッと顔を輝かせた。


翔 「おい、聡!! ちょっと待てよ!!」


聡 「今日だけならいいだろ?」


澪人 「今日だけならな」


麻耶 「俺に近づかなければ…」


樹 「追い返すのもあれだしね…」


翔 「お前らまで…」


尚輝 「…聖愛は?」


聖愛 「あたし…?」


露骨に嫌がる尚輝と翔の睨むような視線があたしに刺さる。