【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

聖愛 「弁当箱とかは明日返しにいくから」


見かねたあたしは夏帆に帰りを促すように言った。


夏帆 「いえ、あたしが明日取りに来ます」


聖愛 「でも…」


夏帆 「あたしが勝手にしたことなんで」


「では」と言うと、夏帆は去っていった。


樹 「今更…何なんだろ…」


翔 「さあな…」


澪人 「聖愛と話せて調子乗ったんだろ」


聖愛 「嘘!?」


確かにあの時話したけど、あれから全く関わらないつもりだった。


こいつら以外の友達なんて信用できないし…。


まさかあの子がここまでしてくるなんて、思ってもみなかった。


麻耶 「何かあったら聖愛のせいね」


聖愛 「何でよ…」