【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

尚輝 「マジ襲うよ?」


俺がクスッと笑うと、聖愛は俺の胸に顔を埋めた。


聖愛 「バーカ…」


小さい頃から俺の前では安心しきって全く警戒を示さない聖愛。


こっちの理性も考えろよな…。


ま、襲うつもりもねぇけど…。


というより、俺は例え理性を失っても聖愛を抱くことはできないだろう。


なんつーか…怖ぇんだよ…。


ずっと…俺の中でこいつは特別だから…。


これ以上の関係を望んではいけないんだ…。


聖愛 「尚輝…?」


聖愛が心配そうに顔を上げる。


俺はいつの間にか震えていた。


何故震えているのか、自分でもわからない。