【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

尚輝 「まあ俺とお前でも20㎝差あるからな…」


20㎝…。


あたしも低い方じゃないんだけどな…。


尚輝 「あんま無防備だったらマジで襲うからな」


尚輝はニヤリと笑うと、資料を持って立ち上がった。


尚輝 「届けてくる」


聖愛 「…いいの?」


親に会うことを極力避けている尚輝。


それなのにわざわざ…。


尚輝 「いいのって…。お前のその格好見せるよりマシだ」


まあそれはそうなんだけど…。


尚輝 「心配ねぇよ」


尚輝は不服そうなあたしにクスッと笑うと、頭にポンと手を置いた。


尚輝 「俺も次期社長だしな」