【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

意外と可愛いとこあるじゃん…。


こういうの慣れてるかと思ったのに…。


聖愛 「慌てすぎじゃない?」


珍しく取り乱す尚輝にクスッと笑みが溢れる。


尚輝 「うるせぇな///」


聖愛 「慣れてるかと思った」


尚輝 「…お前は俺をどんな奴だと思ってんだ?」


聖愛 「謎な奴」


それ意外に表現する言葉もないでしょ?


尚輝はあたしの言葉に苦笑いしていた。


聖愛 「…クシュン」


尚輝 「寒いの?」


聖愛 「うん…」


車の暖房は十分利いているはずなのに、体の芯から冷えたせいか、未だに震えが止まらなかった。