そうなると俺は自分を止められねぇんだ…。


聖愛 「麻耶!!」


キレた俺には聖愛の声すら届かない。


俺はただ男たちを夢中で殴っていた。


男4 「…っ」


俺は全員をなぎ倒すと、女だと言った男の胸ぐらを掴んだ。


麻耶 「俺は…っ…俺は男だ!!」


思い切り拳を振り上げた瞬間…。


聖愛 「麻耶、もういいでしょ」


聖愛が俺の腕を掴んでギュッと抱きついてきた。


麻耶 「俺は…っ」


聖愛 「わかってるよ」


聖愛の一言で、俺の体から一気に力が抜ける。


麻耶 「…っ」


俺がよろけると、聖愛は優しく支えてくれた。