【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

元々豊かな方じゃねぇし…。


しかし…俺には弱点がある。


男4 「しかも女にさっ」


男5 「バカ。一応女じゃねーよ」


聖愛 「…命知らず」


こめかみをひきつらせる俺の横で、聖愛が呟いた。


麻耶 「…女じゃねぇ」


男1 「ハァ?」


俺はバカにしたように笑う男たちを睨み付けた。


『女じゃないあんたなんて必要ない』


親に捨てられないために我慢してきたけど、本当は女扱いされるのが死ぬほど嫌だったんだ…。


麻耶 「俺は…っ。俺は女じゃねぇ!!」


俺は我を失い男たちに飛びかかった。


女と言われると嫌でも昔を思い出す。