【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

世間ではこれを虐待と呼ぶのだろう…。


そんな生活に耐えられなかった俺は、ある日家を飛び出した。


誰からも必要とされないなら消えてしまおうと…。


しかし橋から飛び降りようとした瞬間、聖愛たちが息を切らして駆けつけてくれたんだ…。


そして…。


聖愛は俺をギュッと抱き締めて、泣きながら言ってくれたんだ…。


聖愛 『麻耶が消えていいわけないじゃん!! あたしには…あたしたちには麻耶が必要だよ!!』




小さい頃から男としての自分を否定され続けてきた俺。


本当はずっと誰かに必要としてもらいたかったんだ…。


麻耶 「聖愛…」