【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

あたし、一応闇姫なんだけどな…。


尚輝 「麻耶の居場所わかるー?」


やれやれと歩き始めるあたしに、尚輝が問いかける。


聖愛 「たぶんね」


「「「「「さすが…」」」」」


あたしが答えると、全員がポツリと呟いた。


付き合い長いんだから、全員の行動なんて大体読めるよ…。


…尚輝以外。


あたしは麻耶を探して裏庭に向かった。





聖愛 「麻耶ー?」


あたしがやって来たのはあの裏庭の大木。


顔を覗かせると、案の定大木に寄りかかって座る麻耶がいた。


寝てる…?


あたしはピクリとも動かない麻耶のそばにいった。