【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

樹 「……っ…」


聖愛 「樹がいなくなっていいわけないじゃん!!」


どうやら聖愛には全てわかっているらしい。


俺は聖愛の頭に手を置いて、ゼェゼェ息をしている体を抱き締めた。


樹 「…ごめん」


聖愛 「本当にっ…心配したんだから…!!」


俺は涙目の聖愛の頭をそっと撫でる。


そうだ…俺にはまだ…―。


聡 「…っ…樹!!」


その時、息を切らした5人も到着し、俺に駆け寄ってきた。


尚輝 「やっぱ聖愛が先か…」


翔 「心配かけるなよ…」


麻耶 「本当バカ」


澪人 「ったく…一人で抱え込みやがって…」