【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

愛 「…早く行きなさい」


聖愛 「よろしく」


あたしはそう言うと、すぐに家を飛び出した。


急いで5人に連絡を入れる。


『樹が消えた。全員学校の前に集合』


あたしは文章を打ち終わると、急いで学校に向かって走り出した。




聡 「どういうことだよ!?」


学校の前で待っていると、最後に聡が息を切らしながら走ってきた。


仕事の途中で駆けつけたのだろう。


息は荒く乱れ、顔には無数の傷がある。


聖愛 「樹の兄弟が家に来たの。樹が消えたって…」


聡 「どうして!?」


尚輝 「調べてみたんだけど…」