【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

あたしたちはそのまま一日を過ごした。




その日の夜…―。


あたしがシャワーを浴びて髪を乾かし終わった時、ガチャリと部屋の扉が開いた。


沙羅 「聖愛、お客さん」


聖愛 「誰?」


綺羅 「小さい女の子と男の子」


聖愛 「誰だろ…」


時計を見ると、もう9時を回っている。


とても小さい子どもが歩く時間とは思えない。


あたしは不思議に思いながら、妙な胸騒ぎがしていた。


聖愛 「…わかった。あんたらはもう寝なさい」


沙羅・綺羅 「はーい」


二人を部屋に帰すと、あたしは玄関に急いだ。




聖愛 「どちら様?」