【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

果たして俺の理性はいつまで持つのだろう…。


段々限界が近づいていくのを、俺はひしひしと感じていた。


思えば聖愛と二人でゆっくり過ごしたことなどない。


いつも聖愛の周りにはあいつらがいる。


あいつらが嫌な訳ではないが、聖愛に思いを寄せ、認めている仲間に俺はいつも嫉妬してるんだ…。


一度手放し、樹のものになった時は嫉妬で狂いそうだった。


それくらい…俺は聖愛に溺れている。


そんな聖愛と二人きりで…我慢できるわけがないんだ…。


俺はスースーと寝息をたてる聖愛にそっとキスをした。


本当はこれでやめるつもりだった。