【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

ため息をついてベットにドサッと倒れこむ。


考えれば考えるほど不安になっていく。


あたしは…澪人を支えきれるのだろうか…。


家族に愛されることを知らない澪人。


そんな澪人に、いい家庭を作ってあげられるだろうか…。


あたしは澪人の布団に顔を埋めた。


聖愛 「……澪人の匂い…」


何より安心するこの匂い…。


どんなに辛くても、この匂いだけでスッと楽になる。


あたしはゆっくりと目を閉じた。


不安や心配事はたくさんある。


でもね、あたし…。


澪人がいれば、どんな壁でも乗り越えられる気がするよ。