【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

やっぱ…変に意識しちゃうよ…///


澪人 「聖愛…」


しかし澪人はなんの躊躇もなくあたしを抱き締めた。


さっきまで緊張していたはずなのに…。


澪人の腕の中にいると、妙な安心感が体を支配する。


あたしは澪人に身を預けた。


澪人 「何か…家に人がいるのって変な感じ…」


聖愛 「澪人…」


澪人はそう言って少し寂しそうに笑う。


小さい頃に両親を亡くした澪人。


決して口には出さないけど、やっぱり寂しいんだよね…。


だって澪人…少し震えてる…。


あたしは澪人の体に腕を回した。


澪人 「聖愛…?」