【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

尚輝 「慌てんなって♪ これ届けにきただけだから」


ニヤニヤと嬉しそうな尚輝。


さっきの会話、聞いてたな…。


尚輝の手には澪人の財布が握られていた。


尚輝 「忘れ物♪」


澪人 「…サンキュ」


尚輝 「いえいえ♪ じゃ、楽しんで♪」


尚輝はニヤリと笑い、澪人に財布を渡すと風のように去っていった。


聖愛 「珍しいね、忘れ物なんて」


あたしが言うと、澪人は苦笑いした。


澪人 「忘れてねぇよ…。あいつらが仕込んだんだ…」


聖愛 「仕込んだ?」


財布を中を見てため息をつく澪人に問いかけると、澪人は慌てて財布をしまった。