【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

変に意識しすぎて、落ち着かない。


それに澪人、無口だから無言だし…。


聖愛 「澪人…やっぱ手離して…?」


あたしの右手をしっかり握っている、澪人の左手。


男らしくスラッとした大きな手が、改めて男なんだと実感する。


それに女子の視線が痛い…。


澪人 「何で?」


聖愛 「何か…恥ずかしい…」


あたしが俯いて答えると、澪人はあたしの心境を察したようにため息をついた。


そしてあたしの手を繋いだまま、左手をポッケに入れた。


澪人 「これでいい?」


聖愛 「…うん///」


澪人 「見せつければいいのに…」