誰より愛おしい存在が、今自分に抱きついている。


聡 「…っ///」


そんな状況で、しかも二人きりで…。


我慢できるわけがない。


俺だって、澪人の親友である以前に一人の男だ。


聡 「澪人…許せ…」


俺は聖愛の唇にそっと口づけた。


聖愛…。


恭に何一つ勝てなかった俺を、認めてくれたのはお前だった。


お前以上に愛しい奴はいない。


これからも…俺のそばにいてくれよな…?


俺は…―。


命を懸けてでもお前を守る。




-聡 SIDE END-